新潟市にある「バスセンターのカレー」は、TBS系の人気番組『マツコの知らない世界』で紹介されたことをきっかけに、一気に注目を集めるようになりました。それまで地元の人たちにとっては当たり前の存在だったこのカレーが、今では観光客やグルメ好きの間でも話題になり、新潟を訪れる楽しみのひとつになっています。
「バスセンターのカレー」と聞くと、「え?バスセンターにカレー?」「ちょっと雑な味なんじゃ…?」とイメージしてしまうかもしれません。でも、実際に食べてみるとそのイメージはガラリと覆されます。見た目は黄色くてとろみのある、まさに昔懐かしい“給食風”のカレー。でもひと口食べると、濃厚でコクのある味わいに思わず驚いてしまいます。
長年地元の方に愛されてきた理由は、その素朴さの中に感じる“本物”の味わいにあります。シンプルながらも飽きのこない美味しさ、そしてリーズナブルな価格。さらに、立ち食いスタイルでさっと食べられる手軽さもあり、「また食べたくなる」そんな魅力が詰まっているんです。
この記事では、そんなバスセンターのカレーの魅力をたっぷりご紹介するとともに、合わせて訪れたい新潟市内のおすすめスポットもご案内します。風情あふれる神社や展望台、そしてお得に泊まれるホテル情報まで、初めての新潟旅でも安心して楽しめる情報をギュッと詰め込みました。
新潟ってどんなところ?何を食べればいいの?そんな疑問をお持ちの方にとっても、この記事が旅のヒントになりますように。カレー好きの方はもちろん、ご当地グルメに興味がある方や、ちょっとユニークな旅を楽しみたい方にもぜひ読んでいただきたい内容です。
では、さっそく“給食カレー”の常識を覆す「バスセンターのカレー」の世界へ、一緒に出かけてみましょう♪
バスセンターのカレーとは?場所・アクセス・営業時間まとめ
このカレーが食べられるのは、新潟市の中心街「万代シテイバスセンター」内にある「万代そば」という立ち食いそばのお店です。
一見すると普通の立ち食いそば屋さんのように思えるかもしれませんが、実はここで提供されるカレーが地元の人たちに長年親しまれてきた名物料理なんです。立ち食いスタイルとはいえ、店舗は改装されていてとても清潔感があり、初めて訪れる方でも安心して利用できます。
店内はカウンターのみのシンプルな作りですが、ほどよく開放感があり、女性ひとりでも気兼ねなく立ち寄れる雰囲気。実際に女性のお客さんや観光客も多く見かけます。
カウンターの上にはメニューが掲示されていて、初めての方にもわかりやすい工夫がされています。券売機で食券を購入してから提供口に出し、料理を受け取るという流れなので、スムーズに注文できるのもうれしいポイントです。
また、バスセンターという立地の便利さから、新潟駅からのアクセスも良好。観光やビジネスで新潟に訪れた際にも、気軽に立ち寄れるグルメスポットとしておすすめです。
- 住所:新潟県新潟市中央区万代1丁目6-1 万代シテイバスセンター構内
- 営業時間:8:00〜19:00(年中無休)※混雑する時間帯は品切れに注意
- アクセス:JR新潟駅から徒歩約10分、またはバスで約5分。バスセンターという名前通り、バス利用者にも非常に便利な場所にあります。
- 提供スピード:食券を渡してからおよそ1分で提供されるスピードも人気の理由です。
万代シテイ周辺にはショッピング施設や映画館などもあるので、観光のついでにふらっと立ち寄るのにもぴったりですよ。
バスセンターのカレーはなぜ愛され続ける?その歴史と人気の秘密
昭和の時代から、新潟市民にとっては日常の一部のように存在してきた「バスセンターのカレー」。駅前のバスセンターという何気ない場所にありながら、その味は地元の人々の心に深く刻まれています。
このカレーの特徴は、なんといってもそのシンプルで懐かしいビジュアル。黄色がかったとろみのあるルーは、まるで昔の給食を思い出させるような風貌で、一見すると「本当においしいの?」と疑ってしまいそうになります。
しかし実際には、その見た目とのギャップこそが魅力。昭和の頃から地元の人々に親しまれ、変わらない味を守り続けているその姿勢が、今もなお多くのファンを惹きつけています。しかも、近年ではSNSやテレビ番組で取り上げられたことで、若い世代や観光客の間でも一気に話題に。見た目は懐かしいけれど、しっかりとした旨味とコクのある味わいが「意外に本格派」と好評なんです。
また、味の秘密はベースのスープにあります。豚骨やたっぷりの野菜から丁寧にとった出汁がルーに深みを与え、単調になりがちなカレーに奥行きをプラス。だからこそ、飽きずに何度でも食べたくなる美味しさに仕上がっているのです。
さらに注目したいのは、その価格と提供スタイル。手頃な価格帯で気軽に立ち寄れるカレーとして、学生さんやサラリーマン、観光客まで幅広い層に支持されています。食券を買ってサッと食べられる立ち食い形式も、時間がないときやサクッと済ませたいときにぴったりですよね。
そんな「変わらないおいしさ」「気軽さ」「安心感」の三拍子がそろったバスセンターのカレー。老舗ならではの地元への愛と、現代にも通じるコスパと満足感。そのどちらも兼ね備えているからこそ、世代を超えて支持され続けているのです。
実食レポート|懐かしい見た目と想像以上の旨味がクセになる!
筆者が訪れたのは、平日の午後3時ごろ。ちょうどランチタイムが終わって落ち着いた時間帯だったため、並ばずにスムーズに入店できました。この時間を狙って来るお客さんも多いそうで、地元の人たちは時間帯によって混雑を避けているのだとか。
店内に入ると、券売機がすぐ目に入り、初心者でも迷わず注文できます。迷わず「ミニカレー(480円)」の食券を購入し、食券をスタッフの方に渡すと、ほんの数分で湯気の立ったカレーが登場。さすが立ち食いスタイル、スピード感も抜群です。
出てきたカレーを見て、まず感じたのは「やっぱり給食っぽいなあ」という印象。黄色みの強いルーに、ご飯がたっぷり盛られていて、どこか懐かしさを覚えます。見た目はシンプルで飾り気はないのですが、それがまたそそられるんですよね。
さっそくひと口。すると、「あれ?思ったより本格的…!」と驚くこと間違いなし。最初はまろやかで優しい口当たりなのに、あとからじわっとスパイスの辛さが追いかけてくる大人向けの味わい。甘さと辛さのバランスが絶妙で、どんどんスプーンが進みます。
この深みのある味の秘密は、豚骨とたっぷりの野菜から丁寧にとられた出汁にあるとのこと。実際、「万代そば」では1973年の創業以来、地元で変わらぬ製法を守りながら、現在では1日1,000〜1,200食ものカレーが提供されているというから驚きです。
そしてこの味でこの価格というコスパの良さも嬉しいポイント。2025年7月の価格改定後、ミニカレーは480円、普通サイズは600円、大盛りは750円と、変わらずお財布にやさしい価格設定になっています。思わず「これが480円でいいの?」とつぶやいてしまいそうになるほどのクオリティでした。
量もミニとはいえ、見た目以上にしっかり。小腹を満たすにはちょうどよく、女性でも無理なく食べきれるサイズ感です。もちろん、がっつり食べたい方には普通サイズ(600円)や大盛り(750円)もあり、自分の食欲に合わせて選べるのもうれしいポイント。
食後には、ほんのりスパイスの余韻が口に残り、気持ちまでホッと温かくなるような感覚に。見た目に反して本格的な味わいと、満足度の高さに、きっと誰もが「また食べたい」と思うはずです。
この体験を通して、「見た目で判断してはいけない」という食の奥深さを再確認したひとときでした。
実はカレーだけじゃない!“通”が選ぶ人気メニュー&アレンジ技
「万代そば」と聞くと、多くの方が「バスセンターのカレー」を思い浮かべるかもしれませんが、実はそれだけではないんです。実際には、そばやうどんといった麺類も地元で根強い人気があり、「知る人ぞ知る名物メニュー」が揃っています。
中でも特に人気なのが「カレーそば」や「カレーうどん」。このメニューは、あの人気のカレールーをそばやうどんにかけたアレンジ版で、立ち食いグルメの定番となっています。とろみのあるルーが麺に絡み、スープのように飲めるスタイルで、寒い日やちょっと疲れたときにもぴったりな一杯です。
さらに注目したいのは、“セット注文”という通な楽しみ方。たとえば、温かいかけそばに、ミニサイズのカレーを一緒に注文して「そば+カレー」のW主役ランチにする方も。忙しい日でも、短時間でしっかり満足できる組み合わせで、地元のサラリーマンや観光客のリピーターに支持されています。
女性のお客様の中には、「ミニうどん+ミニカレー」など、ちょっとずつ色々楽しみたい方も。そんな細かなニーズにも応えてくれる柔軟なメニュー構成が、また人気の理由なのかもしれません。
メニューはシンプルながら、組み合わせ次第でバリエーションは無限大。お腹の空き具合や気分に合わせて自由に選べるという点で、「万代そば」はただの立ち食い店を超えた“アレンジ自由なローカルフードの楽園”とも言える存在です。
新潟を訪れた際は、ぜひカレーだけでなく、この通な楽しみ方も体験してみてくださいね♪
いつ行くのが正解?混雑回避のコツとおすすめ時間帯
「バスセンターのカレー」は地元でも人気の高い名物店なので、時間帯を誤ると想像以上の行列に出くわすこともあります。特に、観光客が多く訪れる土日祝日やゴールデンウィーク、お盆・年末年始などの大型連休期間は、朝からずらっと人が並ぶことも珍しくありません。
さらに、平日であってもお昼の12時〜13時台は、会社員や近隣施設の利用者で混み合いやすく、タイミング次第では30分近く待つこともあるようです。
でも、ご安心ください。混雑を避けてスムーズにカレーを楽しむための“おすすめ時間帯”があります。
- 平日の15時以降:昼食がひと段落し、夕食のピーク前なので比較的空いています。並ばずに食べたい方にぴったり。
- 朝イチ(8:00〜9:00):開店直後もおすすめ。特に観光の予定が詰まっている方は、朝食代わりに訪れるのもアリです。
また、万が一並んでいたとしても、料理の提供スピードはとても早いので心配は無用です。立ち食いスタイルで回転率も高く、行列があっても待ち時間は人数÷3分くらいが目安とも言われています。たとえば15人の列でも5分〜10分程度で食べられることも。
気になる混雑をできるだけ避けるには、平日×時間をずらすが鉄則。空いている時間を狙えば、ゆっくり味わいながら、写真を撮ったり雰囲気を楽しむ余裕も持てますよ♪
バスセンターのカレーと一緒に楽しみたい!周辺おすすめスポット
白山神社の七夕風鈴まつり
万代シテイからバスで約10分ほどの場所にある「白山神社」では、毎年初夏になると「七夕風鈴まつり」が行われ、地元の人たちや観光客でにぎわいます。
- 期間:6月28日〜7月21日(月・祝)
- 時間:9:00〜21:00(ライトアップは18:30〜21:00)
境内には色とりどりの風鈴が約1,000個以上飾られ、風が吹くたびに軽やかな音が響きわたり、まるで音のカーテンの中を歩いているような気分に。昼間の青空のもとで見る風鈴も爽やかですが、夕方から始まるライトアップでは幻想的な光景が広がり、夏の夜にぴったりなロマンチックな雰囲気を演出します。
参道や手水舎にも飾りが施されていて、フォトスポットとしても人気。SNS映えする写真を撮りたい方にもおすすめです。浴衣で訪れる方も多く、夏の思い出作りにぴったりのイベントですよ。
女子旅やカップルはもちろん、ファミリーにも癒しのひとときを提供してくれるこのお祭りは、バスセンターのカレーでお腹を満たした後に、ぜひ立ち寄ってほしい場所です。
Befcoばかうけ展望室で信濃川の夜景を満喫
もうひとつ外せないスポットが、「朱鷺メッセ」31階にある『Befcoばかうけ展望室』です。こちらは入場無料で利用できる展望室で、新潟市街や信濃川、佐渡方面までも見渡せるパノラマビューが魅力。
日中は広々とした信濃川と町並みが清々しく、夕暮れ時にはオレンジ色に染まる空が絶景に。夜には市街地のライトが灯り、幻想的な夜景が広がります。時間帯を変えて訪れても、それぞれ違った景色が楽しめるのがポイントです。
カレーを堪能した後にゆっくりと景色を眺めるのは、心も体もリフレッシュできる贅沢なひととき。ベンチに座ってのんびり過ごすのもおすすめですし、カップルで訪れるとよりロマンチックな時間になること間違いなしです。
宿泊もおすすめ|ホテル日航新潟で夜景と快適な旅を
ゆったりと新潟を満喫したい方には、宿泊もおすすめです。特に人気なのが、「ホテル日航新潟」。先ほどご紹介した展望室と同じビル内にあるため、アクセスが非常に便利です。
客室からは新潟の街並みや信濃川、時には日本海の水平線まで一望でき、朝から夜まで時間ごとに変化する風景を楽しめます。窓から見える夜景はとくに評判で、まるで宝石のようにきらめく光に包まれて眠るような気分に。
また、清潔感のあるお部屋やスタッフの丁寧な対応も高評価。女性ひとり旅でも安心して泊まれる環境が整っているのも嬉しいポイントです。
旅行パックを活用すれば、JRの往復チケットと宿泊がセットになったお得なプランもあり、タイミングが良ければ実質1,000円台で泊まれることも!手軽に非日常を味わいたい方にもぴったりのホテルです。
旅行者のリアルな口コミ紹介|実際に食べた人の感想まとめ
実際に「バスセンターのカレー」を味わった旅行者や地元の方からは、さまざまなリアルな感想が寄せられています。
- 「見た目とのギャップがすごい!予想以上に美味しかった」
- 「次に新潟来たときも絶対リピートする」
- 「懐かしさとピリ辛のバランスが絶妙♪」
- 「立ち食いなのに味は本格派。おかわりしたくなった!」
Googleマップや食べログなどのレビューでも高評価が多く、★4.0以上をキープしていることも納得です。味はもちろん、価格やスピード感、独特の立地に魅力を感じたという声も多く、旅のワクワク感をより高めてくれる“ご当地グルメ”として高い満足度を得ています。
このカレー目当てに新潟を再訪する人も少なくなく、リピーター率の高さも話題になっています。
バスセンターのカレーは、レトロな見た目に反して、しっかりとしたスパイスとコクのある大人味が魅力。しかもリーズナブルで、手軽に食べられるのも嬉しいポイントです。
新潟の風情あふれる風鈴まつりや、美しい夜景スポットと組み合わせれば、心もお腹も満たされるプチ旅行に♪
「ちょっと変わったご当地グルメを味わってみたい」という方は、ぜひ一度足を運んでみてくださいね。