暑さが本格化してくると、台所に立つのもなんだか億劫になってしまいますよね。そんなときにぴったりのお助けレシピが「冷しゃぶ」です。
シンプルな調理法なのに、見た目も味も大満足。
しかも今回ご紹介するのは、伝説の家政婦として知られるタサン志麻さん直伝の冷しゃぶレシピ!
やわらかく仕上げる茹で方や、シャキシャキ野菜の下処理、ごまだれの黄金バランスまで、プロのテクニックをギュッと詰め込んだ内容です。いつもの冷しゃぶが“特別な一皿”に変わりますよ♪
志麻さん流・冷しゃぶの魅力とは?
冷しゃぶは「簡単・ヘルシー・美味しい」の三拍子がそろった夏の定番料理。
でも、ほんの少しの工夫を加えるだけで、まるでレストランのような仕上がりになるって知っていましたか?
志麻さんの冷しゃぶは、以下のような嬉しい特徴がたくさんあります:
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火を止めて余熱で仕上げることで、お肉がしっとり柔らか
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水にさらした野菜を冷やすことで、シャキッとした食感に
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ごまだれは混ぜるだけ。なのにプロの味
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アレンジも自由自在。飽きずに楽しめる
暑くて食欲がないときでも、野菜もたんぱく質もしっかり摂れる、まさに夏バテ予防にぴったりのメニューです♪
材料と下準備|4人分の目安
〈主な材料〉
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豚ロースしゃぶしゃぶ用肉…500g(お好みで調整OK)
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レタス…1/2玉
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きゅうり…2本
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大根…約8cm分
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みょうが…3本
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小ねぎ…8本
〈ごまだれの材料〉
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すりごま…40~50g
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マヨネーズ…大さじ3
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ポン酢…100cc
野菜は上記以外にも、トマト・人参・ブロッコリー・水菜・セロリなど、冷蔵庫にあるものや旬の食材を自由に組み合わせてOK!
冷しゃぶにおすすめの豚肉の部位は?
冷しゃぶといえば「豚肉」。
でも、部位によって食感や風味が変わるため、仕上がりに差が出ます。
部位 | 特徴 | 向いている人 |
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ロース | 脂が少なく柔らかい。あっさり系 | 初心者・ヘルシー志向の方 |
肩ロース | 少し脂がありコクが強め | 食べごたえを求める人に |
バラ | 脂が多くジューシー | こってり派に人気。ただし冷えると脂が固まりやすい |
おすすめは「ロース(しゃぶしゃぶ用)」。火を止めるタイミングが合わせやすく、失敗しにくいので初心者にもぴったりです。
野菜をシャキッとさせるコツ
夏場は特に「パリッとした食感」が食欲をそそりますよね。
志麻さん流のコツは、とにかくたっぷりの水にさらしてから冷蔵庫で冷やすこと!
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レタス:ちぎるときはフリルの部分を活かして。逆三角形を意識すると盛り付けがきれいになります。
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きゅうり:縦半分にカットしてから、やや厚めにスライス。歯ごたえが残って満足感アップ。
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大根:短冊切りや棒状にカットすると、食感に変化が生まれます。
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みょうが・小ねぎ:香りのアクセント。薬味としてだけでなく、野菜として取り入れます。
水にさらしたあとはザルにあげて、しっかり水気を切ることも大切なポイント。
このひと手間で、野菜が“生き返る”んです♪
豚肉を柔らかく茹でるコツ
ここがまさに志麻さんの「プロの技」!
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鍋にたっぷりのお湯を沸かす(鍋が小さいと温度が下がり肉が固くなります)
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豚肉を1枚ずつ広げて入れる(重ならないように)
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全部入れたら火を止める!
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色が白く変わったらすぐに引き上げる(加熱しすぎに注意)
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ラップをかけて常温で冷ます(乾燥防止)
なぜ冷水で冷やさないの?
→ 冷やすと脂が白く固まり、旨味が流れ出てしまうからなんです。
ただし、すぐに食べたい場合は、さっと冷水にくぐらせてしっかり水気をふき取るのがコツ。
混ぜるだけ!簡単ごまだれの作り方
志麻さんのごまだれは、超シンプル。でも、味は本格的♪
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すりごま…たっぷり40〜50g
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マヨネーズ…大さじ3(コクとまろやかさをプラス)
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ポン酢…100cc(酸味がさっぱり)
泡立て器でしっかり混ぜると、まろやかでクリーミーな仕上がりに。
甘めが好きな方は、少し砂糖や練りごまを追加しても美味しいですよ。
オリーブオイルを加えると洋風に、ラー油を少し垂らせばピリ辛中華風にも♪
盛り付けのコツでおしゃれ度アップ♪
冷しゃぶは、見た目次第で食卓の雰囲気が変わります。
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お皿の外側に色のきれいな野菜を配置
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中央にはお肉がのるので、形が崩れた葉を使ってOK
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お肉は向きを揃えず、ふんわり盛るのがポイント
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彩りよく盛れば、そのままおもてなし料理にも♪
盛り付けのちょっとした工夫で、同じ材料でもまったく違う印象に仕上がります。
ごまだれ以外にも!タレのアレンジ
毎回同じ味じゃ飽きちゃう…そんな方はぜひタレのバリエーションを。
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【梅だれ】梅干し+めんつゆ+みりん(甘酸っぱくて夏向き)
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【おろしポン酢】大根おろし+ポン酢(さっぱり&爽やか)
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【中華風だれ】ごま油+しょうゆ+酢+砂糖+にんにく(食欲アップ)
どれも混ぜるだけでOK。冷しゃぶはタレで“化ける”料理なんです!
作り置きできる?保存とリメイク術
冷しゃぶは作り置きにも便利♪
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お肉と野菜は別々に保存するのがポイント
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野菜はしっかり水気を切っておかないと傷みやすいので注意
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保存期間は冷蔵で1〜2日が目安(冷凍はおすすめしません)
リメイク例
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冷しゃぶサンド(パンに野菜とお肉、ごまだれをサンド)
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冷しゃぶうどん(冷やしたうどんにのせて)
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冷しゃぶのっけ丼(ごはんの上に盛って即完成)
冷しゃぶは栄養バランスも◎
暑さでバテやすい夏こそ、栄養のあるものをしっかり食べたいですよね。
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豚肉:ビタミンB1が豊富で疲労回復に効果的
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きゅうり・大根:水分たっぷりで体を冷やす作用あり
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みょうが・小ねぎ:香り成分が食欲を刺激
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マヨネーズ+ごま:良質な脂質とカルシウムも補える
さっぱりしてるのに、実はとっても栄養バランスに優れたメニューなんです♪
手作りが苦手な方へ|市販のおすすめタレ5選
「自分で作るのはちょっと…」という方には、こちらの市販タレもおすすめです。
商品名 | 特徴 |
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ミツカン「ごましゃぶ」 | 香り高いごま風味が人気 |
キッコーマン「うちのごまだれ」 | 甘めで子どもにも◎ |
ヤマサ「昆布ぽん酢」 | 和風味でどんな野菜にも合う |
叙々苑「野菜サラダのたれ」 | 本格的な味わいでリッチな気分に |
成城石井「ゆずぽん酢」 | さっぱり&香りよし |
よくある質問Q&A
Q. 冷しゃぶは温かくてもいいの?
A. はい、常温くらいでもおいしくいただけます。ただし脂が固まらないよう、冷やしすぎには注意。
Q. 茹ですぎて硬くなってしまったら?
A. 薄くスライスして、炒め物やチャーハンの具にリメイクするのがおすすめ。
Q. 子どもも食べられる?
A. ごまだれを甘めにしたり、ポン酢だけで仕上げたりすれば、お子さんでもパクパク食べてくれますよ♪
まとめ|志麻さんの冷しゃぶで夏をおいしく乗り切ろう
冷しゃぶは、シンプルな料理だからこそ、ちょっとした工夫で見違えるような美味しさになります。
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火加減のコツでお肉はふんわり
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野菜の扱いひとつで、食感も見た目もアップ
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自家製タレで味に深みが生まれます
タサン志麻さんの知恵を取り入れて、夏の食卓をもっと楽しく、もっと元気に。
ぜひ一度、試してみてくださいね。