年末が近づくと、
「今年もおせち、どうしよう……」
と、少し気持ちが重くなる方も多いのではないでしょうか。
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作るのが大変
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家族があまり食べない
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毎年なんとなく義務感で用意している
こうしたモヤモヤを抱えたまま迎えるお正月は、本来の「ゆっくり過ごす時間」から離れてしまいがちです。
最初に結論をお伝えします。
おせちを作らない・食べない家庭が増えているのは、特別なことではなく、現代の生活スタイルや価値観の変化を反映した自然な流れだと感じる人が増えているからです。
この感覚は、個人の体験談だけでなく、TOKYO MX「5時に夢中!」でも共感をもって語られています。
「おせちは作るべき?」と悩む人が増えている理由
かつてのお正月には、次のような前提がありました。
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三が日は多くのお店が休み、食材が手に入りにくかった
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親戚が集まり、大人数で食卓を囲むことが多かった
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保存食として日持ちする料理が必要だった
このような環境では、おせちはとても合理的で必要性の高い料理でした。
しかし現在は、
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正月でもスーパーやコンビニが営業
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冷凍食品やデリバリーが充実
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核家族化が進み、少人数世帯が増加
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家族それぞれの好みや食事制限を尊重する家庭が増えている
と、生活環境そのものが大きく変化しています。
それでも
「おせちは作らなきゃいけないもの」
という意識だけが残っていると、年末の負担が大きくなってしまいます。
TOKYO MX「5時に夢中!」で話題になった「おせち離れ」
こうした現代の家庭事情を象徴する話題として、TOKYO MXの生放送番組 5時に夢中! では、日本人の「おせち離れ」について取り上げられました。
番組内では、女性を対象にした「おせちに関する意識調査」が紹介されています
(※調査の母数・年代・地域などの詳細条件は番組内では明らかにされていません)。
番組内で紹介された傾向
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毎年必ずおせちを食べる人:約4割
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まったく食べない人:約3割
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食べる年と食べない年がある人:約3割
番組内で紹介された参考情報を見る限り、「毎年きちんとおせちを用意する家庭」は、すでに少数派になりつつある可能性がうかがえます。
※これらの数値は、あくまで番組内で紹介された参考情報です。
マツコさんの発言が共感を集めた理由
この話題について、番組出演者の マツコ・デラックス さんは、あくまで個人の感想として、次のような趣旨の発言をしていました。
子どもが食べなかったりすると、
親も馬鹿らしくて作ってられなくなるよね。
この言葉が多くの共感を集めたのは、
「おせち文化を否定したから」ではありません。
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作る側の負担
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時間と手間をかけても報われない虚しさ
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続けること自体が目的になってしまう苦しさ
といった、家庭の“現場の本音”を代弁していたからです。
一方でマツコさんは、
昔ながらのお正月を大切にする気持ちそのものを否定しているわけではなく、
伝統と現実の両方を認める姿勢を示していました。
おせちを食べない理由は「わがまま」ではない
番組内や日常でよく聞かれる理由には、次のようなものがあります。
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味付けが好みに合わない
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子どもがほとんど食べない
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準備や後片付けが大変
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作っても余ってしまう
これらは決して
「手を抜いている」「日本文化を軽視している」
という話ではなく、家庭の事情に即した現実的な判断だと考えられます。
子どもがおせちを食べないのは普通のこと?
「せっかく作ったのに、子どもが全然食べない」
これは多くの家庭で共通する悩みです。
実は、おせちはもともと大人向けの味付け・食材が中心です。
子どもが苦手に感じやすい理由
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甘辛く濃い煮物の味付け
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数の子や田作りなど独特な食感
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見た目が地味で興味を持ちにくい
無理に食べさせるよりも、
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名前や意味を話してあげる
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一品だけ一緒に味見する
といった関わり方でも、文化に触れる機会としては十分です。
おせち作りが「しんどい」と感じる本当の理由
おせち作りが大変なのは、気合や段取りだけの問題ではありません。
年末に集中する家事負担
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食材の買い出し
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下ごしらえや仕込み
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日持ちを考えた保存管理
仕事や大掃除と重なり、
「正月前に疲れ切ってしまう」という声も少なくありません。
食べてもらえない虚しさ
時間と手間をかけた料理が残る経験が続けば、
「無理をしなくてもいいのでは」と感じるのは自然な感情です。
そもそもおせち料理とは何か?
おせちは本来、年神様を迎えるための料理であり、
三が日に火を使わずに済むよう保存がきく料理として発展してきました。
おせちは、暮らしに合わせて形を変えてきた文化
生活環境が変われば、関わり方が変わるのも自然なことだと言えるでしょう。
おせちは義務?作らなくても問題ない?
一般的には、
おせちは義務でも、法律や公的なマナーで明確に定められたものでもない
と考えられています。
作らなかったからといって、必ずしも失礼になる、非常識だと断定されるものではありません。
「やらない正月」「減らす正月」も一つの選択
最近は、こんな正月スタイルを選ぶ家庭も増えています。
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好きな料理だけ少量用意する
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市販のおせちを一部だけ取り入れる
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お寿司や鍋、オードブルで楽しむ
家族が心地よく新年を迎えられることを優先する考え方です。
まとめ|おせちは「やらなきゃ」から「選べる」時代へ
TOKYO MX「5時に夢中!」でマツコさんの発言が共感を集めたように、
「おせち離れ」は一部の家庭だけの話ではなく、
多くの人が感じている時代の変化の表れだと考えられます。
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作ってもいい
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作らなくてもいい
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家庭ごとに決めていい
今年のお正月は、
「どう過ごしたいか」「何を大切にしたいか」を軸に、
無理のない選択をしてみてください。
※本記事は、一般的な生活習慣や価値観についての情報提供を目的としたものであり、特定の行動や考え方を推奨・強制するものではありません。

