「なぜかベタつく…」その悩み、あなただけではありません
「レシピ通りに作っているのに、かき揚げがサクサクにならない」
「揚げたてはよさそうでも、すぐに重たくなってしまう」
そんなふうに感じたことはありませんか?
年越しそばや天丼、うどんのトッピングなど、
身近な料理であるはずのかき揚げですが、
実は家庭料理の中でも失敗しやすいメニューのひとつです。
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天ぷら粉は水で溶くものだと思っている
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ダマができないようにしっかり混ぜている
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形をきれいに整えようとしている
どれも一見「正しそう」な行動ですが、
それがかえってベタつきの原因になっていることも少なくありません。
この記事では、
「水を使いすぎない」というシンプルな考え方を軸に、
なぜ失敗が起きるのか、どうすれば防げるのかを、
理由から丁寧に解説していきます。
かき揚げは水を控えめにするだけで失敗しにくくなります
結論から言うと、かき揚げは天ぷら粉を必ず水で溶く必要はありません。
特に水分の多い野菜を使う場合は、
野菜から出る水分だけで十分まとまることが多いです。
この方法を取り入れると、
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衣が薄く、軽く仕上がりやすい
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油を吸いにくく、後味が重くなりにくい
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時間が経ってもベタつきにくい
といったメリットがあります。
※もちろん、すべての具材で水なしが正解というわけではありません。
具材の水分量によっては、少量の水を加えた方が作りやすい場合もあります。
なぜ水を入れすぎるとかき揚げはベタつきやすいのか
水を入れすぎると、衣が重くなり油を吸いやすくなるため、ベタつきやすくなります。
家庭でよくある失敗の流れは次の通りです。
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天ぷら粉に水を入れる
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ダマをなくそうとして混ぜる
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粘りが出る
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衣が厚くなる
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油を吸って重たくなる
特に「混ぜすぎ」は要注意です。
小麦粉は水と混ざることでグルテンが出やすくなり、
衣にコシや粘りが出てしまいます。
一方、野菜の水分を使う方法では、
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必要最低限の水分しか加わらない
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自然になじむため混ぜすぎにくい
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衣が薄くつきやすい
という状態になり、
家庭向きの軽いかき揚げに仕上がりやすくなります。
水を使わないかき揚げに向いている具材・向かない具材
水なし調理は万能ではありません。
具材の向き・不向きを知ることが、失敗を減らす近道です。
◎ 水なしに向いている具材
水分が多く、粉となじみやすい。
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大根
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玉ねぎ
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にんじん
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もやし
初心者の方は、まずこの中から選ぶのがおすすめです。
△ 組み合わせ次第で使いやすい具材
水分が少ないため、単体使用は注意。
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春菊
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三つ葉
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小松菜
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海藻類
水分の多い野菜と組み合わせることで扱いやすくなります。
× 単体では不向きな具材
水分不足でまとまりにくい。
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じゃがいも
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かぼちゃ
これらは玉ねぎなどと一緒に使うと失敗しにくくなります。
水なしでもまとまるかき揚げの基本は3つだけです
水を使わないかき揚げは、3つのポイントを守るだけで成功率が上がります。
① 衣を作ろうとしない
サラサラの衣を目指さないことが最大のコツです。
② 粉をまぶしたら5分ほど置く
野菜から自然に水分が出て、粉がなじみます。
③ 形を整えすぎない
押し固めると中まで火が通りにくくなり、ベタつきの原因になります。
大根と紅しょうがのかき揚げ(水なし)
水なし調理を初めて試すなら、この組み合わせが最も失敗しにくいです。
材料(2人分)
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大根:150g
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紅しょうが:30g
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三つ葉:5〜6本
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むきえび:50g
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天ぷら粉:50g
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揚げ油:適量
作り方
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大根は千切り、三つ葉は食べやすく切る
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具材に天ぷら粉を全体にまぶす
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軽く混ぜて5分ほど置く
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170℃前後の油でふんわり揚げる
失敗しにくくするコツ
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混ぜすぎない
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押し固めない
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油に入れたら触りすぎない
納豆と春菊とちくわのかき揚げは少量の水を使います
水分の少ない具材では、少量の水を使った方が安全で作りやすくなります。
この場合のポイントは、
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水は大さじ1程度から
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全体をまとめる目的だけに使う
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決してシャバシャバにしない
納豆は高温で揚げることで、
粘りや香りがやわらぎ、コクが引き立ちます。
かき揚げでよくある失敗とその原因
失敗の多くは「水分」と「触りすぎ」に集約されます。
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まとまらない → 水分不足/触りすぎ
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揚げ途中で崩れる → まとめすぎ
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ベタつく → 水分過多/油温不足
原因がわかれば、対処は難しくありません。
年越しそばに合うかき揚げは「軽さ重視」が正解です
そばには、衣が軽く油切れのよいかき揚げが最も合います。
おすすめの組み合わせは、
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大根+紅しょうが
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玉ねぎ+干しえび
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納豆+ちくわ
そばつゆの風味を邪魔しにくく、
最後まで重たくなりにくいのが特徴です。
揚げたてのサクサク感を保つためにできること
揚げた後の置き方と扱い方で、食感は大きく変わります。
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揚げたら必ず金網にのせる
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重ねて置かない
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再加熱は電子レンジではなくトースター
この3点を守るだけで、
時間が経ってもサクッとした食感を保ちやすくなります。
まとめ|迷ったら「水を減らす」ことから始めてみてください
かき揚げは、水を入れすぎないだけで失敗しにくくなる料理です。
まずは水分の多い野菜から。
いつものそばや食卓が、
少し軽く、作るのも食べるのも楽になります。
※本記事は家庭料理向けの一般的な調理情報です。
※揚げ物調理の際は、油はねややけどに十分ご注意ください。

