鶏の照り焼きは、家ごはんの定番として人気のあるメニューですよね。
甘辛いタレが絡んだ鶏肉はご飯によく合いますし、忙しい日でも作りやすいおかずです。
その一方で、
・皮が思ったように焼けない
・タレが濃すぎたり薄すぎたりする
・中まで火が通っているか心配
・焼いているうちに焦げてしまう
といったお悩みを感じやすい料理でもあります。
そんなときに参考にしたいのが、タサン志麻さんが公開している鶏の照り焼きの作り方です。動画では、しょうゆ・みりん・砂糖を使ったシンプルな照り焼きをベースに、皮の焼き方、火加減、調味料を加える順番が丁寧に紹介されています。
先に動画で流れを見ておくと、このあとのポイントがぐっとわかりやすくなります。
▼まずは動画で全体の流れをチェック
志麻さんの作り方では「皮目の焼き方」が特に大切なポイント
最初に結論からお伝えすると、志麻さんの鶏の照り焼きでは、皮目をじっくり焼くことが特に大切なポイントです。
焼き方の流れとしては、
- 冷たいフライパンから焼き始める
- 皮を広げて並べる
- 皮目でじっくり火を入れる
- 身側は短時間で仕上げる
- タレはみりんから先に煮詰める
という点が特徴的です。どれも特別に難しい方法ではありませんが、こうした基本を丁寧に重ねることで、照り焼きの仕上がりが変わりやすくなります。
タサン志麻さん流の鶏の照り焼きは何が違う?
志麻さんのレシピは、材料だけを見るととてもシンプルです。
特別な調味料を何種類も使うのではなく、基本は鶏もも肉、塩、油、みりん、しょうゆ、砂糖です。
一般的な家庭の照り焼きでは、フライパンをしっかり熱してから焼いたり、タレを最初からまとめて入れたりすることも多いですよね。
それに対して志麻さんの作り方では、皮をきれいに焼くためのコールドスタートや、鶏肉の身側に塩を打つ下準備、そしてみりんから先に煮詰めてタレを整える流れが印象的です。
つまり、豪華な材料で差をつけるというより、定番料理を丁寧においしく作るための工夫が詰まっているレシピです。
鶏の照り焼きがうまくいかない原因は?よくある失敗と対策
皮がパリッと焼けない
いちばん大きな原因のひとつは、最初からフライパンが熱すぎることです。熱いフライパンに鶏肉を置くと、皮が急に縮みやすくなり、フライパンとの間にすき間ができやすくなります。そうすると、皮がきれいに焼けにくくなったり、熱が伝わりにくくなったりします。
鶏肉が固くなる・パサつく
身の面を長く焼きすぎると、食感が固くなりやすいです。火入れの中心を皮目に置き、身側は最後に短時間で仕上げると、やわらかさを残しやすくなります。
タレが濃すぎる・辛くなる
しょうゆを早い段階から長く煮詰めると、塩気が立ちやすくなります。しょうゆの量は使う種類や塩分の感じ方によって調整するのが安心です。
タレが水っぽい
逆に、煮詰めが足りないとタレがさらっとしたままになりやすいです。みりんを先に煮立てて少し煮詰めてからしょうゆを加える流れを意識すると、まとまりやすくなります。
火が通っているか不安
皮目で時間をかけて火を入れ、身側は短時間で仕上げる形なので、厚みのある部分の状態を見ながら確認するのが大切です。不安な場合は、仕上げに少しだけ追加で火を入れると安心です。
材料と下準備|おいしさを左右する最初のひと手間
基本の材料は、次のとおりです。
- 鶏もも肉 4枚
- 塩
- (好みで)こしょう
- サラダ油 大さじ1〜2
- みりん 大さじ8
- しょうゆ 大さじ5〜6
- 砂糖 大さじ2
付け合わせには、いんげん、ブロッコリー、そら豆、グリーンピース、スナップエンドウなど、好みの野菜を使えます。
鶏もも肉は少し大きめに切る
鶏肉は火が入ると縮むため、小さく切りすぎない方が焼き上がりの食べごたえを保ちやすくなります。
身の方に軽く塩をふる
塩はただ味をつけるだけでなく、鶏のうま味を感じやすくするための下準備として考えるとわかりやすいです。
余分な水分を拭く
焼き色をきれいにつけたいときは、水分が多すぎない方が焼きやすいです。表面の水分を軽く取ってから進めると安心です。
皮をパリッと焼く方法|初心者でも再現しやすい手順
コールドスタートとは?
コールドスタートとは、熱していないフライパンから焼き始めることです。皮が縮みにくくなり、フライパンに密着しやすいため、きれいな焼き色がつきやすくなります。
皮を広げて並べる
皮が丸まったままだと、フライパンにしっかり当たらず焼きムラが出やすくなります。できるだけ皮を広げて置くのがポイントです。
火加減は“音”で見る
強すぎるジュージュー音ではなく、シューッと穏やかに焼けている状態を目安にすると、焦がしにくくなります。火加減は言葉だけでなく、フライパンの様子を見ることが大切です。
途中で触りすぎない
何度も動かすと皮がきれいに焼けにくくなります。肉そのものはあまり触らず、必要ならフライパンの位置を少しずつずらして火の当たり方を調整しましょう。
ひっくり返すタイミング
皮目にしっかり焼き色がつき、香ばしい香りが立ってきたころが目安です。身側は最後に短時間で仕上げると、ふっくらした食感を残しやすくなります。
タレ作りのコツ|みりんから先に煮詰めるのがポイント
鶏肉が焼けたら、次はタレです。フライパンに残った脂を軽く切り、まずみりんを入れて加熱します。みりんを先に煮立てることで、アルコール分を飛ばしながらフライパンに残ったうま味もまとめやすくなります。
そのあと、少し煮詰まったところでしょうゆを加え、最後に砂糖で甘さを整えます。最初から全部を一緒に入れるより、味のバランスを見ながら調整しやすいのがこの方法のよいところです。
基本配合の目安|照り焼きダレの考え方
基本配合の目安は、
- みりん 大さじ8
- しょうゆ 大さじ5〜6
- 砂糖 大さじ2
です。ただし、ここはきっちり固定ではなく、最後に味を見ながら調整するのがおすすめです。
甘めにしたい場合
砂糖を少しだけ増やすと、やさしい甘さに寄せやすくなります。
さっぱり食べたい場合
煮詰めすぎず、しょうゆを控えめにすると重たくなりにくいです。
ご飯が進む濃いめ仕上げにしたい場合
しょうゆを少し増やす方法もありますが、まずは煮詰め具合で調整すると失敗しにくいです。
フライパン選びと火加減のコツ|家庭で再現しやすくするポイント
一度に焼きすぎない
鶏肉を詰め込みすぎると蒸れやすくなり、皮がきれいに焼けにくくなります。量が多いときは、フライパンを分けるのがおすすめです。
フライパンを少しずつずらす
大きいフライパンでは火の当たり方に差が出やすいので、位置を少しずつ変えながら焼くとムラを減らしやすくなります。
IHでも意識したいこと
IHでも、いきなり強火にせず皮目の時間をしっかり取ることが大切です。焦らずじっくり焼く意識が仕上がりを左右します。
付け合わせは何が合う?春野菜添えをもっと楽しむコツ
このレシピでは、いんげん、ブロッコリー、そら豆、グリーンピース、スナップエンドウなどの春野菜がよく合います。照り焼きチキン側にしっかり味があるので、野菜はあっさり仕上げると全体のバランスが取りやすくなります。
春野菜がないときの代用
ブロッコリー、キャベツ、レタス、もやしなど、家にある野菜でも十分です。無理にそろえなくても大丈夫です。
野菜は味をつける?
しっかり味の照り焼きと合わせるなら、野菜は薄味か素材の味を活かすくらいでも相性がよいです。
鶏もも肉以外でも作れる?むね肉・皮なしで作る場合の注意点
もも肉が向いている理由
皮の香ばしさと身のやわらかさの両方を楽しみやすいのが鶏もも肉です。今回の作り方を試すなら、まずはもも肉が向いています。
むね肉で作る場合
むね肉でも作れますが、水分が少ないぶん焼きすぎるとパサつきやすいです。火を入れすぎないよう、より気をつけるとよいでしょう。
皮なしの場合
皮なしでも照り焼きは作れますが、この記事で紹介している“皮を香ばしく焼くおいしさ”は弱くなります。仕上がりの印象は少し変わります。
作り置き・お弁当・丼にも便利|余っても使いやすい
鶏の照り焼きは、作って終わりではなくアレンジしやすいのも魅力です。
- ご飯にのせて照り焼き丼にする
- お弁当のおかずにする
- パンにはさんで照り焼きサンドにする
多めに作っておくと、次の食事にも使いやすくて便利です。
こんな人におすすめ|志麻さん流の鶏の照り焼きが参考にしやすい人
- いつもの照り焼きをもう少し丁寧に作りたい方
- 皮の香ばしさを大事にしたい方
- 基本の家庭料理を見直したい方
- 特別な調味料を使わずにおいしく作りたい方
材料はシンプルですが、工程ごとのポイントがはっきりしているので、照り焼きをおいしく作るための基本を押さえたい方にも参考にしやすいレシピです。
よくある質問
鶏の照り焼きは漬け込まなくても作れますか?
はい。長時間漬け込むというより、身側への塩と焼き方でおいしさを引き出す考え方です。
皮をパリッと焼いても、タレを絡めると少ししんなりするのはなぜですか?
タレの水分が加わるため、どうしてもしんなりしやすくなります。ただ、しっかり焼いておくことで香ばしさは残りやすいです。
しょうゆは濃口しょうゆで大丈夫ですか?
一般的な濃口しょうゆで作れます。ただし、塩分の感じ方は商品によって違うため、最後に味を見て調整するのが安心です。
付け合わせの野菜は必ず春野菜でないとだめですか?
いいえ。春野菜がよく合いますが、家にある野菜で代用しても大丈夫です。
まとめ|鶏の照り焼きは焼き方と順番で印象が変わる
タサン志麻さん流の鶏の照り焼きは、特別な材料を増やすというより、焼き方と調味料を入れる順番を丁寧に整えることで、おいしさを引き出していくレシピです。
ポイントをまとめると、次のとおりです。
- 皮目の焼き方が特に大切
- 冷たいフライパンから焼き始める
- 皮を広げてじっくり焼く
- 身側は短時間で仕上げる
- タレはみりんから先に煮詰める
- しょうゆや甘さは最後に調整する
- 春野菜を添えるとバランスを取りやすい
いつもの鶏の照り焼きでも、こうした基本を意識するだけで、仕上がりの印象はかなり変わります。定番料理をもう一段おいしく作りたいときに、取り入れやすい考え方が詰まった一品です。
