すき焼きの主な食材と言えば、お肉、焼き豆腐、白滝が挙げられますが、冬の定番である春菊も重要な役割を果たします。
この季節、春菊は鍋料理やすき焼きに欠かせない人気の食材です。
しかし、春菊は好みが分かれる野菜であり、特に子供たちには敬遠されがちです。そんな時に役立つ、春菊の代わりになる野菜をご紹介します。
すき焼きにおすすめの春菊の代替品
「ほうれん草」「小松菜」「豆苗」が挙げられます。中でもほうれん草は、使用する前に下ゆですることが大切です。
また、これらの野菜の栄養価や面白い情報も合わせてお伝えします。
春菊にはさまざまな種類があることをご存じでしょうか。春菊が苦手な方でも、異なるタイプを試せば好みに合うかもしれません。
それではまず、すき焼きに使われる春菊の特徴から見ていきましょう。
春菊の4種類のタイプ
春菊には、実は4種類の異なるタイプがあり、それぞれ独自の味わいと香りを持っています。
これらは「大葉」「中葉」「小葉」というカテゴリーに分けられ、生食に適した「サラダ用春菊」も存在します。
中葉種
市場で最もよく見られるのが「中葉種」で、これは春菊の中でも特に香りが際立つタイプです。
そのため、香りが強い野菜が苦手な方や子供たちには適していないかもしれません。
サラダ用春菊
子供に春菊を初めて食べさせる際には、「サラダ用春菊」がおすすめです。
このタイプは味と香りが穏やかで、サラダとしても美味しく食べられる柔らかさが特徴です。一般の春菊に比べると少ないですが、スーパーで見つけることができます。
大葉種
九州で栽培される「大葉種」は、「中葉種」よりも食べやすく苦みが少ないです。
香りが強くて味わい深いすき焼きには「中葉種」が合いますが、初めての方や香りが苦手な人は、「サラダ用春菊」や「大葉種」から始めると良いでしょう。
煮込んでも色が変わりにくい野菜
小松菜と豆苗がおすすめです。すき焼きや煮物などで使うと、鮮やかな緑色を保ちます。
豆苗は手頃な価格ながら、春菊に負けない栄養価があります。
豊富なビタミン、葉酸、不溶性食物繊維を含んでいるため、春菊の代わりとして栄養摂取に適しています。
春菊を使わないすき焼きの:手頃な価格で手に入る代替野菜の使い方
ほうれん草
春菊の代わりにすき焼きで活用できるほうれん草は、一つ大切なポイントがあります。それは、鍋に加える前に必ず下茹ですること。これが重要です。
ほうれん草に含まれる「シュウ酸」という成分は、独特の苦味をもたらします。
このシュウ酸は水に溶けやすく、茹でた後に水で洗い流すことで取り除くことができます。だから、下茹では必須なのです。
もしほうれん草を生のまますき焼きに入れてしまうと、その苦味が鍋全体に広がってしまい、他の具材にも影響を及ぼしてしまいます。
そうなると、すき焼きの味が台無しになってしまう可能性があるので、注意が必要です。
小松菜
下茹でするのが面倒な場合は、春菊の代わりに小松菜を使うのも良い選択です。
春菊の代わりに適したすき焼き用の野菜について
春菊が苦手な方やお子さんには、「中葉種」の春菊よりも香りや味が穏やかな「サラダ春菊」がお勧めです。
市場で手に入りやすい「サラダ春菊」はスーパーで見つけることができます。
春菊の代わりとしては、ほうれん草だけでなく、小松菜や豆苗もおすすめです。これらは煮込んでも色が変わりにくいため、すき焼きにピッタリです。
ほうれん草を使用する場合は、苦味を持つシュウ酸を含んでいることを覚えておき、下茹でを忘れずに行いましょう。
生のまま鍋に入れると、すき焼き全体が苦味に影響されることがあるので注意が必要です。