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【ガッテン!】手軽にできる!大根おろしを使った たけのこのアク抜き方法

NHKの「ガッテン!」(別名「ためしてガッテン」)で紹介された、大根おろしを使った「たけのこの簡単なアク抜き方法」をご存知ですか?

たけのこは掘り立ての時点では生で食べられますが、時間が経つとアクが増えてきます。

この面倒なアク抜きを、大根おろしを使って驚くほど簡単に行う方法があるんです。

この方法では、長時間ゆでる必要がなく、たけのこの本来の甘みや風味をしっかりと味わうことができます。

実際に試してみた結果、詳しい分量や調理のコツを分かりやすく紹介します。

生のたけのこを使った料理の下ごしらえとして、ぜひ試してみてください。

たけのこのアク抜き方法(大根おろしを使用)

たけのこには本来、糖やえぐみ成分が含まれていますが、収穫後のストレスなどによりえぐみ成分が増えてしまいます。

そのため、我々が食べる際にはアク抜きが必要です。

一般的によく使われるのは、「米ぬか」を使ったゆでる方法です。私の実家でも主にこの方法でアク抜きをしています。

しかし、今回紹介された方法は、和食のプロである野崎洋光シェフが考案した米ぬかを使った方法よりも簡単です。

番組では産地の方々も、この方法の方が米ぬかよりも甘みがあり美味しいとコメントしています。しかも、たった1時間でアク抜きが完了します。

材料

・収穫後のたけのこ … 1本
・皮付きのまますりおろした大根おろし … 1/3本分~2/3本分
・塩 … (すりおろし汁+同量の水)に対し 1%の量

ただし、たけのこが大きい場合、400mlの水ではたけのこが完全に浸からない可能性があります。おろし汁は多めに用意してください。

たけのこのアク抜き方法

1. 大根を皮ごとすりおろす。

大根の酵素を使うため、皮ごとすりおろすことが大切です。
ちなみに、大根は縦に切ってからすりおろすと、手が疲れにくく、楽にできます。

力を入れてすりおろすと辛みが出ますが、優しく円を描くようにすりおろすと、甘みが引き立ちます。

2. 大根おろしの水をしぼり、取り分ける。

使うのはおろし汁のみです。手でしぼると大変なので、ざるにあげて手で押さえるといいですよ。

3. おろし汁に同量の水を加えて量を測り、1%の塩を加えて混ぜる。

これでつけ汁の準備ができました。
約400mlの水に対して、約350gの大根おろしを作るときには、塩を3.5g入れます。

4. たけのこを準備する。

たけのこは縦に切って、皮を剥きます。

5. 適当な大きさに切ります。

使う料理によって大きさを変えるのがいいでしょう。
今回はたけのこステーキを作るため、少し厚めの輪切りにしてみました。

6. つけ汁に 1時間ほど漬け込みます。

ボウルに入れるか、鍋に入れて、しっかり漬けてください。ちなみに、漬け終わったらざるにあげて水で洗い流します。

大根おろしの味が気になる場合は、5分ほど水に浸してから洗い流してください。

もしくは、そのまま火にかけて3分ほどゆでると、下茹でができてアクも抜けます。

後はお好みで調理してください。

大根をすりおろすのは手間がかかりますが、他の作業は簡単です。水を絞った大根おろしも食べられますので、捨てないでくださいね。

下茹ではおすすめ

実は先日NHKの番組でも同じ方法が紹介され、1時間つけた後に3分ゆでる方法でしたが、今回はゆでなくても漬けておくだけで大丈夫だと言っていました。

しかし、実際に試してみると、漬けるだけでは少しアクが気になったので、3分ゆでたら気にならなくなりました。

ですので、つけ終わったら3分ゆでるのがおすすめです。ゆでると、まだアクもしっかり出てきます。

その後の料理でも火の通りがよくなりますし、下茹ですればえぐみも気にならず、お刺身風にも楽しめます。

食べ過ぎに注意

最後にデメリットとして、少しアクが残る可能性があるので、食べ過ぎには注意してください。
(特に、つけ汁に漬けた後にゆでない場合)

アクの原因の1つである『シュウ酸』はほうれん草にも多く含まれる物質で、名前を聞いたことがある方も多いかもしれません。

わかめやカルシウムを多く含む乳製品などと組み合わせるのもおすすめです。

今回の方法はゆで時間が短くなるという点がメリットだと思います。

ちなみに、大根のおろし汁には他にも、ご飯を炊くときに使ったり、お肉を柔らかくする効果があります。