ブロッコリーといえば、少しかためにゆでて、マヨネーズやドレッシングをつけて食べることが多いですよね。
けれども、
- いつも同じ食べ方になってしまう
- 簡単に作れるブロッコリーの副菜を知りたい
- リュウジさんの「ブロッコリーのくたくた」が気になる
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなときに試してみたいのが、料理研究家・リュウジさんの「ブロッコリーのくたくた」です。
生のブロッコリーを下ゆでせず、オリーブオイルや酒と一緒にフライパンでじっくり蒸し焼きにします。
歯ごたえを残すのではなく、あえてくたくたになるまで加熱するのが、このレシピの大きな特徴です。
Sirabeeによると、リュウジさんは2022年4月5日に「ブロッコリーのくたくた」の動画をYouTubeへ投稿しています。
Sirabee編集部が試作したところ、いつものゆでブロッコリーとは違う、ほろっと崩れる食感に仕上がったそうです。
この記事では、Sirabeeに掲載されたブロッコリー約300g・2人分の材料をもとに、作り方や失敗しにくいポイントを初心者の方にも分かりやすくご紹介します。
リュウジさんの「ブロッコリーのくたくた」レシピ早見表
まずは、レシピの全体像を確認しておきましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 分量 | 2人分 |
| 主な食材 | ブロッコリー1個・約300g |
| 調理方法 | フライパンで蒸し焼き |
| 加熱時間 | 弱火で約8分が目安 |
| 主な味付け | 塩、味の素、粉チーズ |
| 主な調理器具 | ふた付きフライパン |
| おすすめの場面 | 夕食の副菜、おつまみ |
※本記事では、Sirabee編集部がブロッコリー約300gで試作した際の分量を紹介しています。ブロッコリーの大きさや重さに合わせて、調味料を調整してください。
ブロッコリーのくたくたはどんな料理?
下ゆでせずフライパンで作れる
一般的なブロッコリー料理では、鍋にお湯を沸かしてからゆでることが多いですよね。
「ブロッコリーのくたくた」は、生のブロッコリーをフライパンに入れ、オリーブオイルや調味料を絡めてから酒を加え、ふたをして蒸し焼きにします。
別の鍋でブロッコリーをゆでる必要がないため、調理器具を増やしたくない日にも作りやすい一品です。
あえてやわらかく仕上げるのが特徴
ブロッコリーは、歯ごたえを残すように短時間で加熱することが多い野菜です。
しかし、このレシピでは、あえてくたくたになるまでじっくり火を通します。
Sirabeeの試作記事では、口に入れるとブロッコリーがほろっと崩れ、一般的なゆで方とは違う食感を楽しめたと紹介されています。
やわらかいブロッコリーが好きな方や、いつもとは違う食べ方を試したい方にも取り入れやすいレシピです。
ゆでブロッコリーとの違い
| 比較項目 | 一般的なゆでブロッコリー | ブロッコリーのくたくた |
|---|---|---|
| 加熱方法 | 熱湯でゆでる | フライパンで蒸し焼き |
| 食感 | 歯ごたえを残すことが多い | ほろっとやわらかい |
| 味付け | ゆでた後に加えることが多い | 加熱前に塩などを加える |
| 仕上げ | マヨネーズなど | 粉チーズ、オリーブオイル |
どちらがよいということではなく、その日の献立や好みに合わせて楽しんでくださいね。
ブロッコリーのくたくたの材料
材料・2人分
- ブロッコリー:1個(約300g)
- オリーブオイル:大さじ2
- 塩:小さじ1/2程度
- 味の素:3振り
- 酒:大さじ3
- 粉チーズ:適量
- 仕上げ用オリーブオイル:適量
お好みで、仕上げに黒こしょうを用意してください。
※上記は、Sirabee編集部がリュウジさんの動画を参考に、ブロッコリー約300gで試作した際の分量です。
ブロッコリーの重さに合わせて塩を調整する
Sirabeeの記事では、塩はブロッコリーの重さの約1%が目安とされています。
ブロッコリーが約300gなら、塩は約3gが目安です。Sirabeeの材料欄では、小さじ1/2程度と紹介されています。
ただし、塩は種類によって粒の大きさや、小さじ1杯当たりの重さが異なります。
ブロッコリーが小さい場合は、最初からすべて入れず、少し控えめにしておくと安心です。
最後に味見をして、足りない場合は粉チーズや塩で調整しましょう。
料理酒を使うときは表示を確認する
料理に使う酒には、食塩を含む商品と、食塩ゼロの商品があります。
食塩入りの商品を使う場合は、最初に加える塩を少し控えめにし、完成前に味を調整してください。
ブロッコリーの下ごしらえ
房の内側までしっかり洗う
ブロッコリーは小さなつぼみが集まっているため、表面に水をかけるだけでは、房の内側まで洗いにくいことがあります。
ボウルにたっぷりの水を張り、ブロッコリーの房を水につけて、軽く振るように洗いましょう。
洗い終わったら、ザルなどに上げて水気を切ってください。
火が均等に入る大きさに切る
洗ったブロッコリーは、小房に切り分けます。
大きな房は、茎側から包丁で切り込みを入れ、手で半分に分けると、つぼみが細かく散らばりにくくなります。
房の大きさをなるべくそろえると、蒸し焼きにしたときのやわらかさに差が出にくくなります。
茎も薄く切って使う
太い茎も、外側の硬い部分を取り除けば料理に使えます。
房より火が通りにくいため、茎は薄切りにしておきましょう。
ブロッコリーのくたくたの作り方
1.フライパンにオリーブオイルを入れる
フライパンにオリーブオイル大さじ2を入れます。
切り分けたブロッコリーの房と、薄切りにした茎を加えましょう。
ブロッコリー全体にオイルがなじむよう、軽く混ぜ合わせます。
2.塩と味の素を加える
塩小さじ1/2程度と、味の素3振りを加えます。
菜箸やヘラなどを使い、ブロッコリー全体に調味料を絡めてください。
小さめのブロッコリーや、食塩入りの料理酒を使う場合は、塩を少し控えめにしておくと味を調整しやすくなります。
3.酒を加えてふたをする
酒大さじ3を加えたら、フライパンにふたをします。
酒の蒸気を利用して、ブロッコリーをじっくりやわらかくしていきます。
4.弱火で約8分蒸し焼きにする
ふたをしたまま、弱火で約8分蒸し焼きにします。
ブロッコリーの房の大きさやフライパンの厚さ、コンロの火力によって、火の通り方は変わります。
8分はあくまで目安と考え、途中で水分がなくなっていないか、底が焦げていないかを確認してください。
5.やわらかさと味を確認する
ブロッコリーの茎に箸やフォークを刺し、やわらかさを確認します。
このレシピは歯ごたえを残すのではなく、ほろっと崩れるほどやわらかくするのが特徴です。
ひと口味見をして、好みのやわらかさになっていれば火を止めましょう。
6.粉チーズとオリーブオイルで仕上げる
ブロッコリーを器に盛り、粉チーズと仕上げ用のオリーブオイルをかけたら完成です。
お好みで黒こしょうを振ると、ピリッとした風味が加わります。
リュウジさんの公式YouTube動画
火加減やブロッコリーの切り方、完成したときのやわらかさは、動画で確認するとよりイメージしやすくなります。
どのくらい「くたくた」になるまで蒸せばよいのか、公式動画でも確認してみてくださいね。
動画を確認したら、焦げつきや硬さを防ぐポイントもチェックしておきましょう。
ブロッコリーのくたくたをおいしく作る5つのポイント
1.房の大きさをそろえる
大きな房と小さな房を一緒に加熱すると、やわらかさに差が出やすくなります。
大きな房は半分に分け、なるべく同じくらいの大きさにそろえましょう。
太い茎は、房より薄く切っておくのがポイントです。
2.火を強くしすぎない
早く仕上げようとして火を強くすると、中までやわらかくなる前に底が焦げることがあります。
基本は弱火です。
ご家庭のコンロやフライパンによって火力が異なるため、焦げそうな場合はさらに火を弱めてください。
3.ふたをして蒸気を逃がさない
酒を加えた後は、ふたをして蒸気をフライパンの中に閉じ込めます。
何度もふたを開けると蒸気が逃げやすくなるため、必要以上に開けないようにしましょう。
ただし、水分がなくなって焦げるのを防ぐため、途中で一度確認すると安心です。
4.8分は目安と考える
約8分という加熱時間は、すべての家庭で同じ仕上がりになるとは限りません。
ブロッコリーの大きさ、フライパンの厚み、ふたの密閉性、コンロの火力によって変わります。
時間だけで判断せず、茎のやわらかさを確認しましょう。
5.最後は味見をする
蒸し焼きが終わったら、実際にひと口食べてみます。
硬ければ少しずつ追加加熱し、味が薄ければ粉チーズや塩を少量足してください。
一度に塩を加えすぎず、少しずつ調整するのが失敗しにくい方法です。
うまく作れないときの原因と対処法
※ここからは公式レシピの手順ではなく、ご家庭で作るときに役立つ一般的な調理の補足です。フライパンや火力によって状態が異なるため、様子を見ながら調整してください。
8分蒸しても硬い
ブロッコリーが硬い場合は、房が大きすぎるか、水分が足りなくなっている可能性があります。
フライパンの底を確認し、水分がなくなっていたら、少量の水を加えます。
再びふたをして、1~2分ずつ追加加熱してみましょう。
一度に長時間加熱せず、こまめに状態を確認してください。
フライパンの底が焦げそう
焦げるようなにおいがしたら、すぐに火を弱めます。
水分が完全になくなっていたら、少量の水を加えてください。
すでに底が焦げている場合は、焦げた部分をこすらず、上のブロッコリーだけを別のフライパンや器に移すと、苦みが広がりにくくなります。
水っぽく仕上がった
加熱後もフライパンに水分が多く残っている場合は、ふたを外します。
焦がさないように様子を見ながら、余分な水分を飛ばしてください。
水分が減ってから粉チーズをかけると、味がぼやけにくくなります。
塩辛くなった
塩辛くなった料理を完全に元へ戻すのは難しいため、最初は少し控えめに加えるのが安心です。
塩を加えていないブロッコリーが残っている場合は、別に加熱して混ぜると、味を薄められることがあります。
次回は、料理酒や粉チーズに含まれる塩分も考えて調整しましょう。
味の素・粉チーズ・酒がないときは?
味の素なしでも作れる?
味の素を入れずに蒸し焼きにすることはできます。
ただし、Sirabeeで紹介された分量では味の素を3振り使用しているため、省くと同じ味にはなりません。
味の素を使わない場合は、完成後に味見をし、塩や粉チーズを少しずつ調整してください。
粉チーズなしでも作れる?
粉チーズをかけなくても、ブロッコリーの蒸し焼き自体は作れます。
ただし、チーズによる塩味とコクがなくなるため、基本レシピとは異なる仕上がりになります。
粉チーズなしで食べる場合は、仕上げに味を確認してください。
酒を水に置き換えられる?
酒を水に置き換えた場合の具体的な分量や仕上がりは、今回確認した公式レシピ情報やSirabeeの記事では紹介されていません。
元のレシピに近い風味を楽しみたい場合は、酒を使うのが確実です。
アルコールを使わない事情がある場合は、水分量や加熱時間を様子を見ながら調整してください。
料理酒と清酒はどちらを使う?
どちらも加熱料理に使われますが、商品によって食塩の有無が異なります。
「料理酒」という名前でも食塩を含む商品がある一方、食塩ゼロの料理用清酒もあります。
パッケージの原材料表示や栄養成分表示を確認しましょう。
冷凍ブロッコリーでも作れる?
今回紹介しているSirabeeの試作レシピでは、生のブロッコリーが使われています。
市販の冷凍野菜の多くは、冷凍前にブランチングと呼ばれる加熱処理が施されています。
そのため、生のブロッコリーとは必要な加熱時間や水分量が異なる可能性があります。
冷凍ブロッコリーで同じ食感や味になるかは、確認できませんでした。
冷凍品を使う場合は、パッケージに記載されている調理方法を優先し、水っぽくならないよう状態を見ながら加熱してください。
基本レシピに近い仕上がりを目指すなら、生のブロッコリーを使う方が分かりやすいでしょう。
おすすめの食べ方と味変
黒こしょうを加える
手軽に試しやすい味変は、黒こしょうです。
Sirabeeの記事でも、ブラックペッパーをかける食べ方が紹介されています。
最初からたくさんかけず、少量ずつ加えて好みの風味に調整しましょう。
粉チーズの量を変える
ブロッコリー本来の風味を楽しみたい場合は、粉チーズを控えめに。
濃厚な味が好きな場合は、食べながら少しずつ追加するとよいでしょう。
粉チーズにも塩分があるため、かけすぎには注意してください。
アレンジは基本の味を確認してから
にんにくやベーコンを加えるアレンジも考えられますが、今回紹介している基本の材料には含まれていません。
初めて作るときは、まず基本の分量で味を確認し、2回目以降に好みに合わせてアレンジすると違いが分かりやすくなります。
ブロッコリーのくたくたの保存方法
食べきれない分は早めに冷蔵庫へ
農林水産省は、調理済みの食品について、粗熱を取ったら密閉容器に入れるかラップで包み、早めに冷蔵庫や冷凍庫へ入れるよう案内しています。
食べきれなかった分は長時間室温に置かず、清潔な保存容器に入れて、早めに冷蔵庫へ移しましょう。
具体的な保存日数は分からない
今回確認したリュウジさんのレシピ情報とSirabeeの記事には、「ブロッコリーのくたくた」の具体的な保存日数は掲載されていません。
そのため、「冷蔵で必ず何日保存できる」とは断定できません。
冷蔵庫を過信せず、なるべく早めに食べきりましょう。
見た目やにおいだけでは判断できない
見た目やにおいに異変がある場合は、食べずに処分してください。
また、においや色、味だけで食中毒菌がどの程度いるかを判断することはできません。
異常がないように見えても、長く保存したものは無理に食べず、早めに食べきることが大切です。
温め直すときはしっかり加熱する
冷蔵保存した調理済み食品は、食べる前にしっかり再加熱しましょう。
加熱しすぎると作りたてよりさらにやわらかくなるため、様子を見ながら温めてください。
ブロッコリーのくたくたについてよくある質問
ブロッコリーは先にゆでますか?
先にゆでる必要はありません。
生のブロッコリーをフライパンに入れ、オリーブオイルや調味料を絡めてから、酒を加えて蒸し焼きにします。
蒸し焼きにする時間は何分ですか?
Sirabeeの試作では、弱火で約8分蒸し焼きにしています。
ただし、房の大きさや火力によって変わるため、8分は目安です。
最後は茎のやわらかさを確認してください。
ブロッコリーの茎も使えますか?
外側の硬い部分を取り除き、薄切りにすれば房と一緒に使えます。
ふたがない場合でも作れますか?
このレシピは、酒の蒸気を利用する蒸し焼き料理です。
フライパンに合うふたを用意するのがおすすめです。
味の素を入れなくてもよいですか?
入れずに調理することはできますが、Sirabeeの試作レシピとは味わいが変わります。
初めて作る場合は基本の分量で作り、次回以降に好みに合わせて調整するとよいでしょう。
塩入りの料理酒を使ってもよいですか?
使えますが、最初に加える塩を控えめにしてください。
商品の原材料表示や食塩相当量を確認し、最後に味見をして調整しましょう。
粉チーズはいつかけますか?
ブロッコリーの蒸し焼きが終わった後、仕上げ用のオリーブオイルと一緒にかけます。
冷凍ブロッコリーでも作れますか?
冷凍品を使った公式の分量や加熱時間は確認できませんでした。
冷凍野菜は生野菜と加熱状態が異なるため、商品の表示を優先してください。
まとめ|弱火でじっくり蒸すのがポイント
リュウジさんの「ブロッコリーのくたくた」は、生のブロッコリーをフライパンでじっくり蒸し焼きにするレシピです。
作り方のポイントを振り返ってみましょう。
- ブロッコリーは下ゆでしない
- 房の大きさをなるべくそろえる
- 茎は硬い外側を取り除いて薄く切る
- 酒を加えたらふたをする
- 弱火で約8分を目安に蒸し焼きにする
- 時間だけでなく実際のやわらかさを確認する
- 粉チーズとオリーブオイルで仕上げる
- 好みで黒こしょうを加える
強火で急いで仕上げず、弱火でじっくり加熱することが、ほろっとやわらかな食感に近づけるポイントです。
いつものゆでブロッコリーとは違う食べ方を楽しみたい日や、野菜を使った副菜が欲しい日に試してみてくださいね。
